2018.6.9
髪が太くて硬く、スタイリングがうまく決まらなくて悩んでいる男性は意外とたくさんいます。しかし実は、いくつかの点に注意すれば、剛毛の男性でもヘアスタイルをオシャレに決めることは可能です。ここでは、剛毛の原因や対策を説明し、おすすめのワックスについても紹介していきますので、参考にしてください。
剛毛とは、一般的に太くて硬い髪をさします。
また毛量が多いときも剛毛と称することがあります。剛毛は毛髪内部のケラチンと呼ばれるたんぱく質の密度が高く、キューティクルがしっかり髪を包んでいる状態。
健康な髪と言うこともできますが、ハネやすかったりセットが決まりにくかったりして扱いづらく、悩んでいる人も多い髪質です。
しかし、ハードに決まるメンズワックスを使うと、この硬さでもかっこいいヘアスタイルを作ることは可能です。
シャンプーは洗浄成分の違いによって、おおまかに、高級アルコール系・石けん系・アミノ酸系と分けることができます。
このうちドラッグストアなどで低価格で販売されているシャンプーのほとんどが高級アルコール系です。
高級アルコール系界面活性剤や石けん系界面活性剤は洗浄力が強いため、髪を洗った時にすっきりしますが、必要な油分までとりのぞくために、潤いを失って乾燥しやすくなります。
髪質は遺伝で決まることが多いです。両親のどちらかが剛毛の場合、その子どもも剛毛になる確率は高いでしょう。
また両親が硬い髪ではなくても、祖父母が剛毛なら隔世遺伝するということもあります。髪の表面は、キューティクルが覆っています。このキューティクルの数は人によって違いがあります。
剛毛は数が多くて折り重なっているような状態で、そのため髪が硬くなるのです。このキューティクルの数の多さが遺伝すると、剛毛になってしまいます。
また毛髪内部のたんぱく質も固まりやすい傾向があり、ゴワゴワと硬い髪になる可能性があります。剛毛でお悩みの方は、洗浄力がマイルドで必要な皮脂や油分は落とさないアミノ酸シャンプーがおすすめです。髪内部の水分が保たれるので、柔軟で扱いやすくなります。
髪を乾かすときに使うドライヤーは、使い方を誤ると髪を火傷させてダメージを与えることがあります。乾燥したり傷んだりすると、髪はキシんでごわつき、硬い質感となります。
ドライヤーはあまり髪に近づけすぎず、一か所に連続して熱風をあてないように小刻みに動かすようにして乾かすことが大切です。またスタイリング時にヘアアイロンを使っている男性は多いでしょう。
このヘアアイロンも、使い方によっては髪に大きなダメージを与えます。設定温度を160℃~180℃程度に設定し、長時間あて続けないように注意する必要があります。
毛髪内部に充分な水分があり、しっとり潤っている状態では、髪は柔軟でしなやかです。
しかし洗浄力の強いシャンプーの使用やドライヤーのかけすぎなどで髪が乾燥してパサつくと、柔軟さを失って硬くなってしまいます。また髪内部のたんぱく質は濡れていると結合が緩み、乾燥するとがっちり結びつきます。
乾燥した髪はたんぱく質が歪んだ状態で結合しているために、うねりやクセが出ることが多いです。
ツヤが出るワックスは、まさにこのツヤ感を出すのが最大の特徴です。
しっとりした独特のツヤが出ますので、ナチュラルにしあげたい人には向きませんが、ぐっとオシャレ感を出すことができます。特にパーマヘアに良く合います。
軟毛の人が使うとぺっとりした印象になることがありますが、剛毛ほどしっかり決めることができるでしょう。
ファイバーワックスとは、繊維を配合したヘアワックスのこと。
線維がはいっていることで、髪に付けた時にまとまりやすく、スタイリングしやすくなります。良く伸びてなじむのが特徴で、つけたあとにさっと手ぐしで整えることも可能です。
油分が多いワックスを使うと、髪がしっとりまとまりやすくなります。
まとまりがよくなるので、スタイリングも楽に。硬いだけでなくパサついて広がってしまうという髪質の男性に特におすすめです。またワックスをつけたところにツヤがでますので、健康で清潔感のある印象になります。
ただし、つけすぎると重たくべっとりした印象になりますので、スタイリングの際は注意してください。
アリミノのスパイスシスターズには複数の種類がありますが、いずれもクリームタイプでセット力に優れているのが特徴で、爽やかなペアーミントの香りも好評です。髪質や髪の長さに応じた種類が出ていますが、剛毛にお悩みの方ならフリーズワックスがおすすめ。伸びが良くて髪になじみやすく、使いやすさに定評があります。きっちり固めてスタイリングをキープします。
髪の毛の量が多く固いので、きちんと制御できるヘアワックスを探していました。このヘアワックスはとてもいいです。ワックスそのものが柔らかく、若干不安ですが、使ってみるときちんとセットもできてそれでいて長続きします。匂いもりんごの香りがしますし、使い勝手は高評価です。出典:@cosme
良く伸びて髪になじみ、軽やかな仕上がりになるのが特徴です。毛束感をだすことも、毛先を軽く遊ばせることもできます。髪に伸ばしてさっと指で整えるだけで決まるセット力の強さ。重たくならないぶん、キープ力がやや物足りないため、スプレーなどで固めるなどするのがおすすめです。根元を立ちあげて立体感を出したいときに。
普段カット後に美容師さんに使って頂いていたものを実際に普段使いとして購入しました。束感が出るため非常に使いやすく、ベタつきも少ないです。髪型がショートの男性にはピッタリかと!ワックス選びに迷ったら是非!出典:@cosme
デューサーのラインナップは9種類、質感とセット力で選べます。メディアムハードワックス4は、ファイバー系でよく伸びてなじみやすいテクスチャです。質感、セット力ともに優れ、ツヤ感を出しながらある程度キープ力があるものを求める男性におすすめ。特に毛束感を強調したヘアスタイルを作りたい方に向いています。スタイリッシュで開けやすい容器も人気です。
ミディアムですが、髪に束感を出したい時に、使い勝手が良いです。キープ力もあると思います。あと香りが強すぎず、さりげないので重宝しています。出典:@cosme
ナカノスタイリングシリーズはいくつも出ていますが、その中でも良く伸びてなじみ、一番使いやすいと評判です。ファイバー系で、がっちり固めるというよりは毛先の軽やかな動きを出したりラフに遊ばせたりするのに向いているでしょう。キープ力がやや物足りないため、スプレーとの併用がおすすめです。
がっちりキープさせたいならこれでしょう。ちょっとやそっとじゃ崩れません。たまにしか使わないけれど、いざという時に頼りになります。その分、取るのも大変ですけどね。出典:@cosme
オーシャントリコのシリーズの中では、ナチュラルはもっとも自然な仕上がりになり、ツヤ感が出るタイプです。シリーズで唯一ファイバーが入っているので、伸びが良くてなじみやすく、スタイリングが決まります。爽やかな甘さのある香りは女性受けも良いです。しっかり根元から立ちあげたい、がっちり束感をつくりこみたいというのではなく、ナチュラルに決めたいという人に向いています。
とても自然にスタイリングできます。ボトルもおしゃれ。香りが気に入ったので今度はコロンを買う予定です。出典:LOFT公式
クリームタイプで扱いやすく、べたつきにくいのが特徴のワックスです。軽く潤ってべたつかず、細部までこだわってスタイリングすることが可能です。またキューブ型の個性的でスタイリッシュな容器も人気のポイント。チョコはがっちり固めたい方に、ブラックは根元から立ちあげてキープしたい方に、ホワイトはエアリーな質感を出したい方に。ツヤだししたい人はオイルインのホワイト、ナチュラルに決めたい人はカフェオレがおすすめです。
ワックスが全くわからなかったとき、友人に勧められて買いました。適当な量を取ってつけるだけでそれっぽくスタイリングできます。なので、あまりワックスを使ったことがない人でも使いやすいです!出典:@cosme
東京で人気のサロン、LIPPSがプロデュースするワックスです。グロススムーブワックスはジェルのようなツヤ感を与えながらエアリーな雰囲気も出すことができるのが特徴です。剛毛でも潤いがあってしなやかに見せ、大人っぽく決めることが可能です。キープ力はやや物足りないため、ほかのハードワックスを混ぜて使うのもおすすめ。
とても気に入っているワックスです。香りもいいし、ベタつかず使いやすいです。出典:楽天市場
ロレッタは女性むけブランドですので、ハードゼリーのパッケージは可愛らしいものです。しかしセット力は高く、そのため男性にも高い人気があります。ジェルタイプで、とろりとした柔らかな質感が特徴。髪に良く伸びてしっかりなじみ、慣れていない人でも扱いやすいでしょう。輝くツヤ感をだし、長時間キープします。根元から立ちあげてしっかりスタイリングしたいという人に。
彼氏のスタイリングをこれでやっています。私が。今までいろいろ使いましたがすごく使いやすい。伸びもいいし、思ったようにスタイリングできます!サッカー選手が使っても崩れないくらいなのでかなりセット力もあります!出典:@cosme
ユニークなパッケージデザインが目を惹く、チューブタイプの容器に入っているクリームタイプワックスです。べたつかずすっと伸びるのが特徴。クリーム9はしっかりしたセット力とハードな質感を実現します。強いセット力があり、キープ力にも優れています。ツヤ感はさほどでないため、髪をツヤツヤさせることに抵抗があるという男性にも。
髪の毛をツーブロックの動きありショートカットにしたので購入 前は指ですくうワックス使ってましたが、爪の間に入らないので楽です オイルとまぜてグシャグシャっとするとそれなりに見えるので重宝してます 髪が柔らかいので短くするといつの間にかペチャンコになるんですが、仕事終えてもふんわりツンツンしていて、いい感じです出典:@cosme
さまざまな種類がある整髪剤の中でも、水分が多めでウエット感を出すのに向いているのがグリースです。中でも坂本高生堂のクールグリースGは、ナチュラルな使用感と使いやすさで高い人気があります。水分が多く、油分は少なめなためべたつくことがなく、清潔感がある仕上がりになるのもおすすめポイント。がっちり固まることがないので、スタイリングが崩れた時でもさっと直すことが可能です。ヘアスタイルはタイトに決めたいという方に。
他のワックスと一緒に使用しています ウェットな状態に仕上がるのでとても満足です出典:価格.com
1.少量のワックスを手のひらに出し、指の間までしっかり伸ばします。
たっぷり出すのは良くありません。つけすぎると重たくなってうまくスタイリングが決まらず、べたついて清潔感が損なわれる可能性もあります。少量をつけてみて、足りなかったらワックスを足すということを繰り返し、量を調整する必要があります。
2.手のひらと指とを使って、後頭部→頭頂部→サイドの順でワックスを塗布していきます。
まずはセットすることは考えず、髪全体にワックスをつけて、髪が逆立っている状態をつくりましょう。
それから指先でスタイリングをしていくと、うまく立体感や毛束感を出すことができます。最後に手に残ったワックスで前髪をセットします。
3.キープ力が足りないワックスの場合は、スプレーをして軽く固めるといいでしょう。
髪が太くて硬い剛毛だと、朝のスタイリングにも時間がかかり大変です。
しかし、正しいヘアケアで髪を柔軟にし、髪質にあったワックスを使用すれば、おしゃれに決めることは可能です。まずは髪に優しいシャンプーに変えてみましょう。お風呂で使うトリートメントだけでなく、ドライヤーの前などにアウトバストリートメントをつけるのもおすすめ。
表面をコーティングして熱や刺激から髪を守ってくれます。ヘアアイロンはスタイリングに便利ですが、長時間かけると髪が非常に傷みますので、かける時間は2~3秒にしましょう。
ワックスにもいろいろな種類があり、髪質によって合う、合わないがあります。
いろいろ試してみて合うものを見つけましょう。正しいヘアケアとワックスの使用で、剛毛を扱いやすい髪に変え、スタイリングを楽しんでください。
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