2018.10.30
赤ちゃんや子どもの中には、シャンプーが苦手な子もいます。大きな理由として挙げられるのが、「顔にかかるのが怖いから」。子どもの中には、水やお湯が顔にかかること自体を嫌う子もいます。目にシャワーのお湯やシャンプーが入ってしまった経験がある場合、子どもにとっては大きなトラウマとなります。
「またシャンプーしたら痛い思いをするのではないか…」。そんな気持ちから、シャンプーそのものを嫌いになってしまう場合も少なくありません。
そこで大切なのが、シャンプーを嫌いにならないように工夫すること、楽しい時間にすることです。顔に水がかかる、シャンプーが目に染みるといった「嫌なこと」が少なければ、それだけシャンプーに対する抵抗感も少なくなります。少しの工夫でシャンプーを楽しい時間に変えましょう。
子どもがシャンプー嫌いにならないために大切なのが、シャンプーに対するトラウマを作らないことです。そこで有効な手段のひとつとして挙げられるのが、シャンプーハットです。
シャンプーハットを使うことでシャンプーやお湯が目・顔にかかるのを防ぐことができます。けれどもシャンプーハットを使うには、サイズに注意する必要があります。シャンプーハットのサイズが合っていないと、隙間からお湯やシャンプーが落ちてきてしまいます。
なので子どもの頭囲にあったもの、できれば少しきつい位のものを選ぶ必要があります。市販のものの場合、44cmからのものが多いです。子どもによって頭囲は様々ですが、1歳頃になると頭囲が44cmを超えてくるので、1歳頃から使える場合が多いといえます。
シャンプーハットはシャンプーやシャワーが顔にかかるのを防ぎますが、そのためには正しい使い方をする必要があります。もし間違った使い方をしてしまうと頭とシャンプーハットの間には隙間が空いてしまい、そこからシャンプーやお湯が落ちてきてしまう恐れがあります。
そうなるとせっかく使っているのに効果が発揮されず、子どものトラウマにつながる可能性も出てきます。ですので、使う際にはできるだけ隙間を空けないようにする必要があります。そこで、ここから先は正しい使い方についてご紹介していきます。
シャンプーやシャワーのお湯が顔にかかることを防ぐことができるシャンプーハット。その使い方としてまず挙げられるのが、首までしっかり被らせることです。
シャンプーハットは頭にのせて使うものだと思われますが、実はただのせただけですと頭との間に隙間が空いてしまいます。隙間が空けば当然そこからシャンプーやシャワーのお湯が顔に落ちてきてしまうリスクが高まります。
まずは首まですっぽりと被せます。そうすることでより頭と密着させることができます。
首までしっかりシャンプーハットを被せたら、次に下からゆっくりと持ち上げます。このとき顎や鼻に引っかかってしまうと子どもは次からつけることを嫌がってしまいます。ですので、上げる際は顎や鼻に引っかからないようにします。そして下からゆっくり持ちあげながら、耳やおでこを出していきます。
おでこの上まで上げることで、子どもの顔を隠さずに頭を洗うことができます。また耳にかぶさってしまうと音がこもり、不快感の原因となります。耳にシャンプーやお湯が入らないようにするためにも耳の上まで上げるようにしましょう。
シャンプーハットの使い方で重要なのが、髪の洗い方です。髪を洗う際はハットと頭の境目にシャンプーの泡が入り込まないように洗っていきます。
境目の部分にシャンプーが入り込んでしまうと、ハットが滑り落ちやすくなってしまいます。せっかくハットで守っていてもずり落ちてしまっては意味がないので、境目はできるだけ洗うのを避けるようにします。そしてシャンプーで十分頭を洗ったら、お湯で洗い流すことも大切。
この時子どもには少し上を向いてもらって、洗い流します。少し上を向いてもらうことでお湯がすべて後ろに流れ、顔に流れ落ちることを防ぐことができます。
なおシャンプーを洗いながらしたらハットを外し、残ったシャンプーや頭皮とハットの境目の部分を濡れタオルなどで拭くことも忘れないようにしましょう。
赤ちゃんや子どもはシャンプーやお湯が顔にかかることを嫌います。
そこでシャンプーを楽しくおこなうためのアイテムとして用いられるのがシャンプーハットですが、使い方を誤るとかえってシャンプー嫌いになる恐れがあります。ハットを被る際や使っている最中に、なにか「嫌な思い」をしてしまうと、子どもはそれ以降できるだけ「嫌な思い」を避けようとします。するとシャンプー中にハットを使うことそのものを嫌がってしまうので、シャンプーの時間はますます嫌な時間になってしまいます。
楽しくシャンプーするためには、ハットの使い方に十分注意しなければなりません。そこでここからは、ハットそのものを嫌いにならないようにするために注意すべきことを紹介していきます。
シャンプーハットの使い方としてまず絶対に避けたいのが、「無理やり被せる」ことです。子どもが嫌がっているのに無理に被せようとすると、その行為自体を嫌いになってしまいます。するとハットそのものを嫌がり、シャンプーの時間をますます嫌うようになります。
そこで大切なのが、ハットを被る時間を楽しい時間にすることです。例えばある程度お話が出来る年齢になったら、子どもとお話をしながらハットを被せてあげるようにしましょう。
多く話しているうちに、いつの間にかシャンプーを終わらせることができます。またある程度理解できる年齢になってきたら、なぜハットを被るといいのか説明するのも効果的です。
理解したうえで被ることで、より抵抗感が少なくなるからです。子どもの性格に合わせてハットの被せ方を考えることが大切です。
ハットを被り、洗い流す際にも注意が必要となります。というのも子どもによってはシャワーのお湯がハットに当たるときに生じる独特の音にびっくりしてしまうこともあるからです。もし子どもがその音を嫌いになってしまった場合、シャンプーを洗い流すことを嫌がるようになります。
洗い流す際は、極力驚かせないように注意していきます。洗い流す前にまず子どもに一声かけ、少し上を向いてもらうようにします。洗い流す際はお湯の量を出しすぎず、少しずつ洗い流すようにしていきます。しっかりシャンプーを流し終えたらハットを外し、ハットと皮膚の境目に残ったシャンプーもしっかり落としましょう。このとき濡れタオルなどでふき取るのが効果的です。
子どもはシャンプーやお湯が顔にかかることを嫌います。特に一度トラウマがあると、シャンプーの時間を嫌がるようになります。
有効な方法として挙げられるのがシャンプーハットですが、使い方を間違えるとかえってシャンプーの時間を嫌いにしてしまう恐れもあります。そこで今回は、シャンプーハットの正しい使い方や注意点についてご紹介いたしました。
子どもと一緒に楽しくシャンプーする時間を過ごすためにも、ぜひ正しい使い方でシャンプーハットを活用していきましょう。
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