2018.7.21
酷いくせ毛で、スタイリングしたくても上手くまとまらない、はねておさまらないなど、お悩みではありませんか。確かに、くせの強い毛はセットしづらい面があります。
しかし、髪質に合ったワックスを使うと、癖を生かしながらスタイリングすることができます。ここでのポイントは、髪質や毛量に合わせたワックスを選ぶこと。
ワックスにもさまざまな種類があり、特徴や最適な髪質が異なります。ここでは、それぞれの特徴や選び方のポイントなどを紹介していきます。
剛毛とは、髪表面のキューティクルが多く、ぎっちりと隙間なく詰まった状態の髪のこと。健康な状態とも言えますが、1本1本が硬いため、剛毛で癖のある髪質の人は、セット力の強いワックスを使用する必要があります。
軟毛は、髪表面のキューティクルに隙間があり、細くてこしのない柔らかい髪のことです。ぱさつきやすかったり、ぷつぷつ切れやすかったりする傾向も。柔らかいのでまとまりやすくセットやアレンジをしやすいですが、ワックスをつけすぎるとぺたんとつぶれてしまうこともあります。
ジェルタイプは水分を多く含み、柔らかくて髪に伸ばしやすいのが特徴です。髪に伸ばした後に乾くと、ぱりっとしてまとまり、濡れたようなツヤが出来ます。
キープ力はやや弱めの物が多いですが、癖がないだけに他のキープ力のある物と併用することも可能です。重たくなりがちなため、柔らかい軟毛よりも、ごわつく髪、パサついて広がる髪をまとめるときに向いています。ツヤを出したいときにもおすすめです。
いわゆるポマードと呼ばれるタイプです。
グロスと呼ばれることもあります。ウエットな質感になるのが特徴で、濡れたようなツヤが出ます。ジェルタイプと使用感は似ていますが、乾いた後にパリパリに固めた感じにはならず、より強いツヤ感を出すことが可能です。
広がりやすい髪質の人や、毛量が多い人にとくにおすすめです。ポマードというと以前は中年男性が使うものというイメージがありましたが、現在はモテ髪をつくるヘアアイテムとしてお洒落男子から注目を集めています。
最も一般的で、誰でも使いやすいのがクリームタイプです。
良く伸びて髪に付けやすく、程々のツヤ感が出るのが特徴です。比較的キープ力も強い物が多く、スタイリングを長く維持してくれます。慣れていない人は、まずこのタイプから使ってみるのがおすすめです。
ファイバーとは線維のことで、文字通り、繊維が含まれているタイプです。
そのため、伸ばした時に線維が糸を引いているように見えます。伸びが良く、髪にしっかり絡みます。毛束を作ってふわりとエアリーに仕上げたいなど、毛先を軽く遊ばせたり動きを出したいときにおすすめ。
ツヤも出ますが、ジェルやグロスほどではなく、軽い感じに仕上げることができます。付けすぎるとぺっとりした印象になるため注意が必要です。
ワックスを選ぶ際に大切なのは、自分の髪質にあった物にするということです。剛毛なら、髪に良く絡むファイバータイプが向いています。軟毛ならば、マットやクレイと呼ばれるタイプがおすすめです。油分が少ないため、重くなりすぎず、こしの無い弱く柔らかい軟毛でも軽くふわりと仕上げることが出来ます。
ジェルやグリースタイプを使うと髪はツヤツヤになります。マットタイプはフラットな質感でナチュラルな見た目になります。がっちり固めたいならジェルが適していますし、毛束間や動きを出したいのであればファイバータイプが良いでしょう。
このように、仕上がりをどういう風にしたいのか明確にイメージして、それが叶う種類を選ぶことも大切です。
毛量も、選ぶ際の重要なポイントとなります。髪が多く広がるのであればまとまり力のあるものを、少なくてボリュームも少ないのであれば、ふんわり感を出せるものが良いでしょう。
DEUXERは、仕上がりのツヤ感からセット力の強さまで、それぞれの希望に応じて選べる9種類があります。剛毛の人におすすめなのはミディアムハードワックス4。高いセット力がありながら、程よいツヤ感も与えます。ファイバーで髪を立ち上げたり、動きを出したりも自由自在。剛毛でも束間のあるスタイルを作りたい男性におすすめです。
ミディアムですが、髪に束感を出したい時に、使い勝手が良いです。キープ力もあると思います。あと香りが強すぎず、さりげないので重宝しています。出典:@cosme
オーシャントリコは人気サロン「OceanTokyo」監修で、6種類を展開しています。程好く伸びて髪になじみ、すぐにがちがちに固まることはないため、丁寧なスタイリングが可能です。髪を根元から立ち上げるより、どちらかというと自然な束間を出すことに向いています。「がんばってスタイリングした感」のない、自然な仕上がりになるでしょう。
とても自然にスタイリングできます。ボトルもおしゃれ。香りが気に入ったので今度はコロンを買う予定です。出典:LOFT公式
オーシャントリコのエアーは、空気感のあるふんわり軽い仕上がりが期待出来ます。高いセット力がある一方で、髪に良くなじんで伸ばしやすく、軽くひねるだけで束を作ることが出来ます。慣れていない人でも使いやすいでしょう。同じシリーズの「ナチュラル」よりもツヤ感は控えめです。
ショートヘアにした際にこちらを購入しました ふわっとエアリーな感じにしやすいし、 柔らかいけどしっかりセットできるからすごく使いやすくて! あと使った後手がべたべたしにくい!出典:@cosme
アリミノのピースシリーズはクリームタイプです。セット力、キープ力とも高い評価を受けており、強いくせ毛や剛毛でもしっかり決めることが出来ます。比較的どんな髪質でも引っかからずに伸ばすことができ、油分は少なめのため、べたつきが控えめなのもおすすめのポイントです。
ワックスが全くわからなかったとき、友人に勧められて買いました。適当な量を取ってつけるだけでそれっぽくスタイリングできます。なので、あまりワックスを使ったことがない人でも使いやすいです!出典:@cosme
女性にも人気の高いモルトベーネのブランド、ロレッタシリーズのハードジェルです。女性向けのようなデザインのパッケージですが、がっちり固めるハード力の高さから男性にも愛好者が多く見られます。ぷるぷるしたジェルは柔らかく伸びのよいテクスチャで、髪に良く伸びて扱いやすいでしょう。すぐに固まらないため、時間をかけてスタイリング出来ます。ジェルタイプですので、ツヤ感はかなり出ます。固まると相当ガチガチになりますので、付け過ぎには注意しましょう。
彼氏のスタイリングをこれでやっています。私が。今までいろいろ使いましたがすごく使いやすい。伸びもいいし、思ったようにスタイリングできます!サッカー選手が使っても崩れないくらいなのでかなりセット力もあります!出典:@cosme
人気サロンLIPPS監修のワックスで、9種類を展開しています。L08はしっかりセットしてツヤ感は抑えたい人におすすめです。マットタイプですが伸びが悪いということはなく、比較的扱いやすいでしょう。髪になじんで、すぐにつぶれる軟毛をふわりと立ち上げたり束を作ったりと、自在なスタイリングが可能です。
こちらも人気のロレッタシリーズのワックス。こちらはハードジェルほどガチガチに固めず、ゆるやかな動きを出したい人に向いた程良いキープ力が特徴です。かなり高いホールド力があり、軟毛でもべたんとならずにふんわりとした仕上がりになります。ローズの香りがやや強めですので、香りに敏感な人は注意しましょう。
髪を切ったので、買ってみました。 ふわっと柔らかいクリームで、伸びはいいけどベタつかず使いやすいです。 ケースがかわいいところも気に入りました。 なかなかなくなりそうにないですが、なくなったらリピしたいです。出典:@cosme
幅広くヘアケアアイテムを販売するミルボンが販売するプレジュームシリーズは、7種類を展開しています。ファイバータイプですが、クリームのような使用感で髪に馴染むでしょう。高いホールド力があり、スタイリングが持続します。比較的かっちりと髪をセットしたい人向けです。軟毛に付け過ぎるとぺたんとなりますので注意しましょう。
弟が使っていたワックス6を借りて気に入ったのでよりキープ力の高いこちらを購入してみました。てか口コミの数少なっ!これメンズ用なんですかね?過去にナカノやらアリミノやら色んなワックスを使いましたが、これが最高ですっ!長かった髪を短くしてしまい毛先のアレンジに困っていたのですが、これで思い通りの髪型になります♪自転車で風を受けてもあまり崩れません。だからといってガチガチに固まるわけでもなく、手触りも柔らかいのが不思議です。そして匂いも素敵です♪すごく良い香り~♪弟から借りてたワックス6がファイバー状だったので7もファイバーだろうと思ってましたがクリーム状で驚きました。就活のときの前髪留めにも使ってましたが、細くて落ちてきやすい私の前髪も自然にまとめてくれました。ずっと使い続けます!出典:@cosme
こちらもモルトベーネのロレッタシリーズから。ロレッタはどれもパッケージが愛らしいですが、デビルワックスは遊び心満載のデビルデザインのユニークなケース入りで、5種類を展開しています。7.0はセット力も強く、軟毛でもしっかり立ち上げることが可能です。ロレッタはどれもバラの香りが付いていますが、こちらは男性向けということもあり香りは控えめです。
日によって5.5と7.0を使い分けています。ベリーショートの私は、クシュっと感や動きが無くなる事を避けたいので、マメにカットに行くことと、相性の合うワックスがマスト!コレは担当の美容師さんに勧めてもらってから、もう何回リピしたか分かりません。それくらい気に入ってます。テクスチャーも扱いやすく、程よくハード。そのわりに1回のシャンプーでちゃんと落ちます。香りも嫌味の無いイイ香りです。容器もすごく可愛くて、そこもお気に入りです★出典:@cosme
既に紹介したLIPPSのシリーズの1つで、グロスタイプです。濡れたようなツヤを与えながら、ふわっと軽い毛束間を出すことも可能。髪に引っかかることなく良く伸びて、スタイリングが容易なのが特徴です。セットしやすくツヤも毛束感も出せますが、キープ力がやや控えめでスタイルを維持しづらいので、スタイリングスプレーと併用するのもおすすめです。
とても気に入っているワックスです。香りもいいし、ベタつかず使いやすいです。出典:楽天市場
ワックスにはさまざまな使用方法があります。
単品での使用もできますが、ツヤは出てもセット力が足りない物ならセット力のある他のワックスと混ぜて使ったり、キープ力が物足りないならセット後にヘアスプレーを併用したり、アレンジは自由自在です。少量のヘアオイルを混ぜるのもおすすめです。
ウエット感を与えることができ、ヘアオイルの栄養分で髪のケアも期待出来ます。混ぜる目安は、普段のセットで使う分量に対してオイルは2、3滴程度。
実際に混ぜて髪に付けてみて、もう少しウエット感を与えたいということであれば、1、2滴足してみるというように、慎重に少量ずつ混ぜて最適な量を見つけましょう。
ワックスを使ったヘアスタイリングに慣れていない人がやりやすいミスが、一気に髪に付けてしまうことです。
これでは、髪の一部がごてごてになってしまいます。まずは10円玉ほどの大きさの量を手の平に出し、両手を合わせて良く伸ばしていきましょう。指と指の間まで広げると尚良いです。
つけるのは、多少多めに付けてしまってもあまり問題はない後頭部の髪からにします。髪を少量ずつ、握るようにして揉み込んでいきましょう。
後頭部が出来ればサイド、トップと付けていきます。前髪は、最後に手に残った分で軽くさっと付けるだけで充分です。
エアリーにしたいのであれば、髪全体にラフに付けた後に、髪全体を軽く散らすと自然な感じに空気が入ります。部分的に固めたい人は、固めたいポイントだけに再度付けていきましょう。
くせ毛の人にとっては、思うようなスタイリングにするのはなかなか難しいことがあります。しかし、ワックスを上手く使えばお洒落なヘアスタイルに決めることも可能ですので、ぜひ試してみることをおすすめします。
さまざまな種類が販売されていますので、いろいろと試してみて最適なワックスを見つけましょう。
※この記事の要旨は、人的な効果、効能または安全性を保証するものではありません。
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