【2019最新】美容師がおすすめする市販のシャンプー人気ランキング20選！

テレビCMでモデルさんがサラサラヘアになっているのを見てその市販シャンプーを使ってみたら、髪がサラサラになるどころか、頭皮に痒みが出たということはありませんか？

 

このような場合、考えられるのは市販シャンプーに使用されている洗浄成分が体質に合っていない可能性が考えられます。そこで今回は、数多くある市販シャンプーについて、その種類や正しい選び方などをご紹介すると共に、おすすめの市販シャンプー20選を紹介します。

 

シャンプーの種類

 

①高級アルコール系

 

市販シャンプーの中でも安価なものは、高級アルコール系の洗浄成分を使用していることがほとんどで、中でも石油由来の「ラウリル硫酸Na」「ラウレス硫酸Na」などは強い洗浄力を持っているが特徴です。しかし、その分頭皮環境を正常に保つために必要な皮脂までも落としきってしまう為、地肌のバリア機能が崩れ外的刺激によって頭皮環境を悪化させてしまうのでおすすめはできません。

 

高級アルコール系シャンプーは、大量生産が可能なためホームセンターやドラッグストアなどで簡単に手に入り、価格もリーズナブルなのでつい購入してしまいがちですが、使い続けるたびに髪や頭皮に負担を掛けていることとなるわけです。

 

②石鹸系

 

界面活性剤には、天然界面活性剤と合成界面活性剤の2種類に大きく分けられますが、このうち石鹸系洗浄成分は天然界面活性剤に分類され、その原料は天然由来の油脂であり「石けん素地」「カリ石けん素地」などです。天然由来のセイン状成分であるため安全性・環境性に優れているので、化学物質でアレルギー反応を起こす人などにおすすめとなります。

 

しかし、石鹸は油脂と強アルカリを混ぜて作ることから洗浄成分もアルカリ性を示し、弱酸性の人間の肌にはなじみにくいことから、アトピー性皮膚炎や乾燥肌の人が使用すると肌荒れを起こしてしまう可能性が高く、あまりおすすめはできません。また、洗い上がりの髪がキシキシしたりごわつきを感じる場合があり、ダメージがある髪にも使い心地が悪くなってしまいます。

 

③アミノ酸系

 

合成界面活性剤は、原料に天然由来成分を使用しているか化学合成成分を使用しているかで分類され、アミノ酸系洗浄成分は原料に天然由来の油脂（ヤシ油など）を使用しており、「アシルグルタミン酸」「ラウロイルメチルアラニンNa」などがそれに該当します。

 

アミノ酸洗浄成分は、人間の体を構成している成分で弱酸性でもあるため、髪や頭皮との相性も良くなじみやすい特徴を持っている他、程よい洗浄力なので余分な皮脂と汚れは落としますが、頭皮を正常に保つための皮脂はきちんと残してくれます。
ただし、高級アルコール系や石鹸系のシャンプーと比較すると割高であり、ブランドによっては手に入りにくい場合もあります。

 

シャンプーの選び方（どんな成分が良い）

①アミノ酸洗浄成分であるか

 

髪を健康に保つためには頭皮環境が良好でなければなりません。そのため、市販シャンプーを選ぶ際には頭皮と髪をやさしく洗い上げ、頭皮環境を維持するための皮脂は残してくれる「アミノ酸洗浄成分」であるかどうかを見極めるようにしましょう。

 

アミノ酸系洗浄成分を使用している製品の多くは、表面に「アミノ酸系洗浄成分配合」「アミノ酸シャンプー」などと分かりやすく記載されているものが多く見極めやすくなっていますが、裏面の成分一覧表にメチルアラニン・メチルタウリン・ココイル・ベタイン・グルタミン酸・グリシン・サルコシンなどという成分が配合しているかをチェックするもの、アミノ酸洗浄成分であるかを見極める1つの方法です。

 

②ノンシリコンであるか

 

市販シャンプーの多くはシリコンが配合されていますが、このシリコンは髪のコーティング剤として配合されているもので、洗浄成分による髪のごわつき・きしみを抑えて指通りの良い質感に整える働きをします。一見するとシリコンは髪をしなやかに保つために必要な成分に感じますが、シリコンはコーティング力が高い為、髪だけでなく頭皮にも付着することもあり、洗い残しから毛穴を塞いで頭皮環境を悪化させる可能性があるからです。

 

また、生活排水として流した場合、微生物に分解されないためそのまま川へと流されてしまうことになり環境にやさしくないという点も、シリコン配合シャンプーがおすすめできない理由の1つであり、市販シャンプーを選ぶ際には、ノンシリコンであるかどうかも選ぶ際のポイントとなるわけです。

 

③美髪成分が配合されているか

 

洗浄成分だけにこだわっても効果的に美髪へと導くことはできません。アミノ酸洗浄成分の他に、美髪へと導いてくれる有効成分が配合されていることも大きなポイントであり、その有効成分が種類・濃度ともに豊富に含まれていることが条件で、特にノンシリコンシャンプーは洗い上がりがきしむものもあるため、きしむことなくサラサラになる有効成分が含まれいるものを選ぶと良いでしょう。

 

例えば、アルガン油やホホバ種子油・アボカド油・ツバキ油などのオイル成分や、コラーゲン・ヒアルロン酸・セラミドなどの人体にも含まれる保水成分などが配合されていることで、洗い上がりの頭皮乾燥を防ぐとともに、髪も保湿してくれる他、ケラチンなどの補修成分が傷んだキューティクルを補修して髪の健康を維持します。

 

美容師がおすすめする市販のシャンプー人気ランキング20選

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

市販のシャンプーを使用する際の注意点

 

①シリコンを使用することのデメリット

 

シリコンは髪を保護して指通りを良くしてくれますが、洗い残しによって毛穴を塞ぎ、毛穴詰まりを起こして頭皮環境を崩すと共に、毛髪に十分な水分と栄養が行き届かないデメリットが生じると考えられます。
生活排水として下水に流してもシリコンは微生物に分解されることはありません。従って、シリコンシャンプーを使うことで環境を破壊する懸念もされているのです。

 

②値段重視で頭皮や髪に良くない

 

市販シャンプーは高価なものもあれば安価なものもあり、特に安価な商品は大量生産が可能な合成化学成分を使用しています。大量生産ができればその分価格も抑えて販売することができますが、配合されている成分は洗浄力・刺激が強い成分ばかりであるため、それを使い続けることで頭皮や髪にダメージを与えてしまうわけです。従って、市販シャンプーを使用する際には、刺激の弱いものを使うようにしましょう。

 

市販シャンプー以外で髪をサラサラにする方法

①ヘアオイルを使う

 

シャンプーの他にヘアオイルを仕上げに塗ることで、オイルが髪1本1本をしっかりとコーティングしてくれ、ツヤサラな髪へと変化させてくれます。
ヘアオイルには特徴の異なる様々なオイルがミックスされている為、これでコーティングすることでダメージを受けた部分を補修することができるため、髪の内部から水分が蒸発するのを予防する効果も期待できます。

 

②ドライヤーを変える

 

ドライヤーにも様々な種類があり、中でもマイナスイオンを放出させるタイプや、高温で乾かすのではなく低温または風量で髪を乾かすタイプなどを使用することで、髪の水分蒸発量を軽減させることができ、サラツヤヘアをキープさえることが可能となります。特におすすめなのは、マイナスイオンのなかでもより浸透力の高い、ナノ化されたマイナスイオン（ナノイー）タイプのドライヤーです。

 

③頭皮マッサージをする

 

シャンプーの中には頭皮環境を整えるスカルプケアシャンプーなどもあり、頭皮を労わりながらやさしく洗い上げることが可能です。頭皮環境を良好に保ち美髪を育てるためには十分な水分と栄養分が必要となりますが、この水分と栄養分を頭皮全体に行き渡らせるためには頭皮の血行が良くないといけません。そのため、シャンプーをする際には、頭皮を指の腹で優しくマッサージするようにして血行を促進させてあげましょう。

 

④生活習慣を見直す

 

生活習慣と頭皮環境は密接に関係しており、乱れた生活習慣（バランスの悪い食事・睡眠不足・ストレスなど）を送っていると、血流が悪くなって頭皮にまで十分な栄養が届かなくなり、地肌・毛髪の乾燥などが生じてきます。また、バランス良い食事を摂ることによって、食事からの栄養分も吸収できる為、体質が改善され細胞のも活性化されるのです。

こうしたことから、生活習慣が乱れがちな場合には一度自分の日常を振り返り、改善すべき点があった場合にはすぐに実行するよう心がけましょう。

 

⑤正しいブラッシング方法

 

間違ったブラッシングをしていると、髪の毛のキューティクルを傷める原因になりパサつきを起こす可能性があり、サラサラヘアへ導くためにも正しいブラッシング方法を身に付けることが大切です。ブラッシングのタイミングは、シャンプーをする前とドライヤーで髪を乾かした後がおすすめで、ブラッシングを行う際には、最初は毛先の絡まりをほぐし、徐々に根元へと進めていきます。この時、髪の流れに沿うようにブラッシングを行うことと、頭皮を強く当てないことがポイントとなります。

 

自分の髪質に合った市販のシャンプーを選びましょう

市販シャンプーは、種類が豊富でどこでも手軽に購入でき価格もリーズナブルなのでつい使いがちですが、その洗浄成分は刺激と洗浄力の強い高級アルコール系界面活性剤が使用されていることが多く、汚れはきれいに落としてくれますが頭皮環境を正常に保つための皮脂なども全て取り去ってしまうので、サラサラヘアに導くことができずおすすめとは言えません。

 

美髪になるためには髪の毛だけケアするのではなく、その土台となる頭皮環境を整えることがとても重要であり、そのためにも低刺激で適度な洗浄力を持つアミノ酸系洗浄成分を使ったものが効果的です。さらに、浸透力の高い保湿成分や・ダメージ補修成分を配合し、刺激となるシリコンや化学合成成分不使用のものがおすすめです。