2018.6.16
バスアイテムをメインに展開しているブランド「ボタニスト」が、口コミから一大ブームを巻き起こしていますね。その影響で、海外ではすでに当たり前となっていた「ボタニカル」という言葉が、日本でもだいぶ浸透してきています。ボタニカルとは基本的に「植物由来の」という意味になります。ボタニカルと名のつく商品では、シャンプーやコンディショナーをはじめ、化粧水などのスキンケア製品も存在し、最近ではドラッグストアなどでも見かけるようになりました。
そんなボタニカル製品の中でもダントツの人気を誇るのが「ヘアオイル」です。コンディショナーを普段からしっかり使っているから大丈夫、と考える人も多いと思いますが、コンディショナーは髪の外側を修正するのに対し、ヘアオイルは髪の内部に浸透することで内側からダメージを修復してくれるという機能を持っている点に違いがあります。ここでは、絶大な効果があると評判の高いボタニカルヘアオイルを紹介します。
ヨーロッパ諸国ではすでに浸透していた「自然志向」という考え。現在ではヘルスケアだけでなく、インテリアジャンルにおいてもその傾向が大きく取り入れられていて、ボタニカル柄は視覚的にも心理的にも癒しの効果をもたらしています。日本でも昔から自然志向の考えは存在していて、具体的にボディケア製品に生かしたものもたくさん存在しています。
「ボタニカル」とは植物由来のものという意味にはなりますが、その範囲は広く、少々曖昧なイメージとなっている部分もありますよね。最近話題が高まっている「ボタニカル」は、「植物が本来持っている力を取り込んでダメージを修復させる」ことが可能なものという位置づけです。
ボタニカルという言葉が出る前から注目を集めていたもので「オーガニック」という言葉があります。肌がまだ強くない赤ちゃんでも安心して使えるというスタイや洋服など、オーガニックコットン製のものへの認識は15年ほど前からありました。これら「オーガニック」と「ボタニカル」は、一見すると同じイメージがありますが、その違いは農法にあると言えます。
オーガニックとは化学合成農法・化学肥料は不使用で、自然の営みによって作られた有機肥料を用いることで土壌のパワーを存分に引き出し、そこで栽培した植物を使ったもの、ということになります。
一方ボタニカルとは、あくまでも植物由来という広い定義ですので、その植物が有機農法なのかどうかにはこだわっていません。
ロレアルパリは、ヘアケアだけでなく女性の体全身をトータルにスタイリングすることをコンセプトとしたブランドで、日本の研究所との共同開発で、日本人女性の髪に合う製品製造を追求しています。どの年代の女性にも合いますが、特にヘアカラーなどでダメージを感じている人に向いていて、香りはフルーティフローラルブーケとなっています。成分にはラベンダー油・オレンジピール油を使用し、しっかりとした保湿効果でダメージ部分を補修、一日中まとまり感のある髪でスタイルを保ちます。
テスターの香りにハマり購入しました。のびもいいのでものすごく傷んだ髪の毛にはこちらがないとまとまりにくいです。ねぐせも直せて便利です。いいツヤ感も出ますよ。出典:@cosme
たくさん選択肢のある現代において、地球にも人にも優しい素材を使ったボディケア製品の使用を広げることをコンセプトとしているのが、ボタニストです。すべての年代・男女ともにおすすめですが、20代、30代の女性に特に人気があるブランド。フローラル系の香りで癒してくれます。配合成分はアボカド油、ツバキ種子油、ホホバ種子油など天然植物保湿オイルが20種類含まれていて、髪の内部に潤いを閉じ込めることでやわらかい髪質の実現に繋げてくれます。カラーリングでダメージを負っている髪におすすめです。
まずアップルとピーチの甘酸っぱい香りがすごく良く、気持ちもリフレッシュできてすごく気に入り、リピートして使っています。使用感はしっかり保湿され、指通りも滑らか、髪につやも出て大変満足です。このヘアオイルを使うようになって、髪質もよくなったように思います。
出典:@cosme
国内でもいち早く、ボディケアに天然成分を採用したのがDHCです。美容液「DHCオリーブバージンオイル」も天然成分100%ということで有名ですよね。そんなDHCの生み出したボタニカルヘアオイルは、広い世代に合うよう企画された商品です。香りは、オレンジスウィート・イランイランなどアロマ精油を生かしたもので、落ち着きをもたらす工夫がなされています。ヘアオイル効果としては、保湿効果の高いホホバ油、オリーブ油、アルガン油など多種類の植物オイルをブレンドすることで、外部からの刺激による髪のダメージを修復してくれます。
シリコンフリーのヘアオイルで、植物油脂100%。髪と地肌に栄養をあたえてくれます。髪のトリートメントから、地肌のクレンジング・マッサージまで、多目的に使用でき、つややかな光沢のある美しい髪に仕上げてくれます。合成香料不使用・無着色・パラベンフリー・シリコンフリー・天然成分配合なので安心して使えます。アロマの香りがしっかり香ります。しっかりしたオイルかと思いきや、(重たい)伸びが良くて髪に伸ばしやすいです。ドライヤーを使う前に使っています。いい感じに髪に艶が潤いました。
出典:@cosme
国内の化粧品メーカーの中でもコーセーは、独自の付加価値を持たせた商品を生み出し、多種類のブランドを通して多くの人に商品を提供するという特徴を持つ企業です。オレオドールはそんなコーセーがボタニカルパワーを中心素材として生み出したブランドです。このボタニカルヘアオイルは、洗い流さないヘアトリートメントオイルという位置づけで、濡れた髪にも使うことができます。香りはベリー系を生かしたフローラルですので、30代前後の女性が好みやすいものとなっています。アルガンオイル配合で、即効性のあるキューティクルケアが期待できます。
「ボタニカル」は、縮毛矯正ジェルの大ヒットで知られる「株式会社ピュアマリアコスメティック」のヘアケアブランドです。こちらは直営美容室でのお客様の声をもとに、よりよい製品開発を進めている企業となります。ベルガモットの香りで、高いリラクゼーション効果の狙いもあることからも、現場の声を大事にしていることが分かりますね。こだわりの成分は、高い浸透力を持つ植物性スクワラン。他にもオリーブ油、マカデミアナッツ油などナッツ系オイルに含まれるビタミンのおかげで、髪のダメージ部分を補修します。
タオルドライの後、ミディアムヘアーで1プッシュ程度使用しています。縮毛矯正やカラーリングでパサついた毛先もしっとり、髪の毛に栄養が行き渡る感じです。100%植物オイルだけあって、臭いは全くキツくなく、優しいベルガモットの香りに癒されます。紫外線が強くなる季節に髪の保護にも大活躍しそう!出典:@cosme
こちらは美容室専売品ということで、数多くあるボタニカルヘアオイル製品の中でも、その効果の高さが実証されているものと言えます。日本国内生産品でもあり、美容師が普段使用しているものですのでどんな年代の人にも合うよう作られており、信頼度の高いトリートメントオイルという位置づけとなっています。甘いピオニーの香りで、まるでプロの手を借りたあとのような感覚も伴うのが特徴です。生命力の高さで知られるバオバブの種子油、保湿力の高いスクワランなどの成分を配合していて、ツヤとまとまりを髪に与えてくれる、洗い流さないトリートメントタイプとなっています。
化学薬品を全く使わず天然成分100%にこだわったボディケア製品を作っている「バジャー」では、健康的な髪を求める人へボタニカルヘアオイルも作っています。とても厳しいと言われるUSDA(米認証機関)の基準を通ったオーガニックバージンオイルを基本としていますので、安心感が違います。日常生活での外部刺激よる髪のダメージを修復してくれますので、広い年代の人におすすめできます。きつくなく、ほのかに香る甘い匂いが、控えめながらも癒し効果バツグンです。アルガンオイルでキューティクル修復、多種類エッセンシャルオイルで皮脂バランスを整えてくれます。
シャンプー後、タオルドライして1プッシュを髪にもみこみ、ドライヤーをかけるだけでほぼスタイルが決まります。ネコ毛で軽いうねりがありますが、指で引っ張りながら乾かせばさらさらのストレートヘアに。ショートボブにはほんの1プッシュというか、1滴で十分。コスパではオリオセタのほうが上を行きますが、こちらのほうが断然いい香りです。出典:COSME DE NET
使い方を間違うと、ベタベタした感触と見た目になってしまいますので、ヘアオイルの適切な量を知っておくことは大切です。目安はワンプッシュですが、ショートヘアなら1~2滴、ロングヘアでは3~4滴がちょうど良いです。セミロングヘアでは、その中間の2~3滴で十分足ります。最後に手の平にオイルが残っていなければ、それがあなたの適切な量ということになります。
髪のダメージを補修するには、髪の内部に浸透させる必要があります。濡れた状態での髪はキューティクルが開いていますので、その時こそさまざまな成分を浸透させやすい状態と言えます。ここがヘアオイルを使う絶好のタイミングです。毎日のバスタイム後、タオルで水気をサッと取ってから使うのが良いでしょう。また、翌朝のヘアスタイリング直前に付けるのも、ドライヤーの熱から守ってくれて、髪もまとめやすくなる効果がありますので、特におすすめです。
適量をプッシュしたヘアオイルは直接髪に付けるのではなく、まずは両手の平で温めるようにすることで伸びが良くなります。1分ほど待った後、手の平にこすり合わせるようにして広げ、髪に揉み込むようにして伸ばしていきます。髪の毛全体にムラなく広がるように、髪の毛を少しずつ束に掴み取りながらやるとベターです。これで、一ヶ所にオイルが集中してベタつくことも防げます。
植物成分由来のボタニカルヘアオイルは、植物の持つ自然なパワーを借りて、傷んだ髪を補修してくれるという頼もしい存在です。オーガニックかどうかにこだわらなくても、メリットの多い製品ばかりですので、髪のダメージが気になる人には大変おすすめです。普段使いができるものがほとんどで、使い方もあまり気負うことのないほどシンプルです。
ちょっとした毎日の習慣が未来の健康な髪へと繋がると考えれば、できれば続けていきたいヘアケアですね。カラーリングでダメージを受けている若い人も、加齢で髪が細くなってきている人も、ボタニカルヘアオイルを試してみてはいかがでしょうか。
※この記事の要旨は、人的な効果、効能または安全性を保証するものではありません。
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